『人生は9割捨てる』という言葉があります。
人生は全て捨てる覚悟があれば、変わることができると思われているからです。
その真意はどういうものなのか、人生を捨てる方法とは何なのか、解説します。
スポンサーリンク
人生は9割捨てる(物、過去を捨てる)
人生は9割捨てる……。そのままの意味で捉えれば、人生の中で得たほぼ全てが該当しますね。
『捨てる』と表現すると分かりづらいかもしれませんが、これは『手放す』ことを意味します。
例えば、お金がイメージしやすいと思います。
お金はいくら稼いだところで、欲しい物を購入するとなくなります。必ず、最後には手放さなければなりません。
そのお金で得た物……洋服や家具だって、永遠ではありません。劣化することで、新しいものに買い替える必要が出てきます。
そうすると、最後には捨てることになります。
こう考えると、人生から物を捨てることは自然の流れといえるでしょう。
そして、覚えなければならないのは、人生で捨てるのは物だけでなく、過去を捨てることも必要ということです。
過去を捨てるということは、思い出を捨てることに繋がります。
少し残酷に思えてしまう表現ではありますが、これは『忘れる』に当てはめれば納得がいくと思います。
例えば、学生の頃に体験した失恋の苦しみを、現在も「つらい……苦しい……」と本気で悩んでいる人はいないはずです。これは、過去の出来事を鮮明に思い出すことができなくなっているからです。
つまり、過去を捨てる(忘れる)ことは、前を向いて歩くためには必要なことでもあるのです。
物であれ、過去であれ、未来の足枷になってはいけません。
だからこそ、人生は全て捨てる覚悟が大切だといえます。
人生は全て捨てる覚悟が必要
『人生は全て捨てる覚悟が必要』とは、全てを失うという意味ではありません。
これは、過去にしがみついてはいけないということです。
人生で得たものは、全てなくなっていきます。
年齢とともに働けなくなれば、今のキャリアは捨てる必要があります。
愛する人も、いつかは亡くなってしまいます。
どんな人生を歩んでいても、最後には何もない状態となります。これは、全て捨てたとも表現できますね。
この現実を変えようともがいたところで、何も変えることはできません。
覚悟とは、受け入れることです。
年齢とともに変わっていく人生を受け入れる覚悟を持つことで、今の人生をより楽しむことができます。
だから、全てを捨てる人生に悲観してはいけません。
捨てることで初めて、人生は変わることができるからです。
捨てる人生で変わることはできるのか?
今あるものを失うのは、確かに怖いと思います。
「捨てることで人生は変わるのだろうか?」と疑問が過るからです。
例えば、『恋人との別れ』や『転職』を決断するときは、どんな理由があっても躊躇するはずです。慣れ親しんだ環境が一変するからです。
しかし、あなたが変わることを望んでしまった時点で、それは捨てるべき過去だといえるでしょう。
捨てるタイミングを遅らせることはできますが、その分、未来に使える時間が減ることを忘れてはいけません。
捨てることで人生が変わったかどうか(今よりも良くなったか)を判断するのは、それを行ったあなたにしか分かりません。
ですが、その結果も含めてあなたの成長に繋がります。
だから、捨てることを恐れてはいけません。
決断が怖いと思う方は、決断の正しい考え方について覚えておくと良いです▼
人生の決断で後悔が怖いと迷ったら占いが吉?失敗しない選択肢とは?
ただし、捨てることの意味を間違って捉えてはいけません。
人生捨てた人は、正しい断捨離とは言わないからです。
人生捨てた人は断捨離とはいわない
部屋を綺麗にするためには、正しい断捨離が必要不可欠です。
これは人生においても同じです。いきなり、すべてを捨てて良いわけではありません。
年齢に応じて、不要なものを捨てていくのが正しい断捨離です。
なので、人生捨てた人は捨て方を間違っていると断言できます。
「今の人間関係が耐えられない」「社会の一部として生きたくない」……。こういった理由で、他人と交流を断つ人がいます。
この場合は『捨てる』ではなく、『諦める』もしくは『逃げる』と表現します。
今の問題から逃げたところで、数年後に同じ問題で苦しむことになります。
『人生を諦めたら楽になる』という人もいますが、これは大きな間違いです。ただ、無気力になるだけです▼
人生の生活水準を下げるだけですので、惨めな人生を送ることになるでしょう。
人生捨てた人は、なかなか元の生活には戻れなくなりますので、正しい人生の捨て方を覚えておきましょう。
人生を捨てる方法
人生を捨てる方法は、たった1つしかありません。
それは現状を受け入れることです。
人間は、捨てたくない過去にしがみつき、逃したくない未来をどうにか掴もうとします。
ですが、今のあなたでは手にすることができないのなら、きっぱりと捨てるべきなのです。
捨てたとしても、全てを失ったわけではありません。
その経験を次に活かすことができれば、あなたは捨てた以上のモノを手にすることができるでしょう。
『人生を捨てる』とは、そういう前向きな意味で使う言葉となります。
スポンサーリンク
まとめ
人生は、全て捨てる覚悟を持てば、いくらでも変わることができます。
そして、『捨てる』と『諦める』の違いだけは間違わないようにしましょう。
捨てた経験が活かされないのであれば、それは捨てるべきではありません。
人生をステップアップする方法はこちらで紹介していますで、人生を変えるための必要な捨て方を覚えておきましょう▼
人生の再スタートと年齢の関係性【30歳以上でも後悔しない方法あり】
スポンサーリンク