人生には楽しいこと、嬉しいことがあります。
しかし、つらいことや苦しいこと、ときには悲しいことだって起こります。
「人生は苦行の連続だ……」「人生は修行のように厳しい……」と嘆いてしまうのも無理はありませんね。
仏教の教えを聞いても、いまいち希望が持てない方は、ぜひこの考え方を覚えて欲しいです。
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人生は苦行の連続
人生という長い旅の中で、僕たちはあらゆる出来事に遭遇します。
この出来事の割合を『良いことが50%』『悪いことが50%』という人がいます。
でも、どうでしょうか? どちらかといえば、悪いことのほうが多いと感じてしまうはずです。
これって、実は間違った感性ではありません。
何故なら、出来事の中には良い状態をキープできるものより、悪い状態に移り変わってしまう出来事のほうが多いからです。
これは、人間関係が当てはまりやすいかもしれませんね。
好きな人と付き合っている期間は幸せですが、別れてしまうと現在は不幸になってしまいます。
友達、同僚、上司……。何かがきっかけで関係が壊れてしまうと、良かった思い出が悪い出来事に上書きされてしまうのです。
つまり、人間は過去の出来事よりも現在の状態を優先しやすいといえるでしょう。
突き詰めていえば、人間は過去の思い出を現在と比較してしまう癖があります。
このせいで、人生(現状)が苦行だと感じやすいのです。
さて、ここまでは捉え方の問題ですが、人生を苦行にしている最大の要因は自分ではどうすることもできない出来事が多すぎるという事実ではないでしょうか。
人間は、生まれた場所の環境からスタートしなければなりません。
このことについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています▼
人生の9割は親で決まる?生まれた瞬間から人生は決まるものなのか?
自分の理想とする環境からスタートできれば人生は楽ですが、ほとんどの人はこの環境に入ることができません。
だからこそ、自分の足で人生を歩き続けなければ、欲しいものは手に入らないのです。
そして、その道は決して楽なものではありません。
ときには災害のような、人間の力ではどうすることもできない障壁が立ち塞がることもあります。
こういった出来事が定期的に起こる人生を『苦行』と表現するのは、それほど間違ってはいないことが分かりますね。
人生について仏教ではどう教えているのか?
仏教のお寺といえば、『悟りを開いた僧侶たちが日々修行している場所』というイメージがありますよね。
そこの住職に、人生の苦行の解決法を尋ねれば、救いとなる言葉が返ってくると考えてしまうところです。
確かに、人生の苦行に関する仏教の答えは考えさせられる内容だと思います。
仏教では、人生の意味は『人間に生まれたことを嬉しく思うこと』だと教えるところが多いです。(宗派によって異なる場合もある)
人間に生まれてくる確率は、非常に低いそうです。
「そんな人間に生まれたことを日々感謝し、悔いが残らないように過ごしなさい」というのが仏教の答えになります。
つまり、「人生の苦行だと思っていることも人間だから味わえることなので、ありがたく思いなさい」ということです。
さすが、悟りの考え方ですね。とても考えさせられる言葉だと思います。
ただ、この考えに納得がいかない方は多いのではないでしょうか?
そうです。これは人生の苦行に関する明確な解決方法ではないため、僕たちの人生の苦行は今後も続くことになります。
「よーし、人生の苦行を楽しもう!」と言える人なら、最初から悩んでいませんよね。
このことから分かるように、仏教の答えではすぐに希望が持てるわけではないのです。
人生に希望が見いだせないときに知って欲しい考え方
毎日がつらいこと、苦しいこと、悲しいことの繰り返しだと思っている人は多いはずです。
そんな人に、「人間に生まれてきたことは幸福なんだよ」といっても、希望が持てないと思います。
人生の苦行を終える方法こそ、本当の希望だからです。
しかし、そんな方法は世の中にはないことに気づいている方は多いと思います。
その理由は、僕たちは未来を見通す力がないからです。
未来に起こることを予知することができないため、人生の苦行と思えるような問題と直面してしまいます。
なので、僕たちは人生の苦行を回避することを諦め、苦行と思える問題を解決できる力を身につけたほうが良いのです。
人生を生きていれば、試練はいくつも訪れます。ですが、その試練を乗り越える術を身につけておけば、早期に問題を解決することができます。
人生の試練を解決する方法は、『知識』と『行動』です。
現在直面している問題を解決できる『知識』があれば、それを『行動』に移すことで終わらせることができます。
もちろん、最初から上手くいくことはありません。『行動』ばかりが空回りしてしまうこともあります。
ですが、それは確実に『経験』となり、次に活かすことができるようになります。
つまり、1度体験した問題は『経験』によって、すぐに解決できるようになるわけです。
こうした積み重ねこそ、人生の苦行を乗り越えて楽に生きる唯一の方法だといえるでしょう。
確かに、人生はつらいですし、苦しいです。「絶対に乗り越えられない!」と諦めたくなる問題も出てくるでしょう。
ですが、そう思っても明日はやってきます。人生は立ち止まってもそこで終わりにはならないので、つらくても進むしかないのです。
どうせ進むのなら、問題がなくなって楽ができる人生のほうがいいですよね。
そう思うなら、僕たちは人生の希望をつかみ取るために『知識』をつけ、『行動』し続け、『経験』を増やしていくしかないのです。
行動を起こすことで人生を変えられる方法は、こちらでも紹介しています▼
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まとめ
人生は苦行の連続だと思います。
自分で決められることが限られているため、自分の理想とする環境になりづらいからです。
ですが、文句をいっても何も解決はしません。
人生を楽にしたいなら、苦行と思える出来事を1つ1つ解決していくしかないのです。
ただし、考え方を変えることで今の状況が変化することもあるので、ぜひこちらの情報も確認しておくと良いでしょう▼
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